FAJの研究チーム「花保ち試験室(テストルーム)」では、花々の美しさを長く保つための研究を続けています。また、その研究成果を元に、花き流通にかかわるすべての人に向けて、流通品質管理についてのアドバイスを行っております。

花保ち試験室とは?

生産者の方が心を込めて育てた花は、消費者のもとでどのように過ごしていくのでしょうか。花保ち試験室では、一般家庭で観賞される環境を想定して、切花の状態経過を観察します。
※ 試験室環境は、日本家庭環境を想定して設定されています。日本には四季がありますが、平均的な温度・湿度環境とし、年間を通じて同じ環境設定となっています。
※ (財)日本花普及センターおよびNPO法人日本ELFシステム協会の認定試験室として、定められた環境設定となっています。
※ 高温多湿の日本の気候に合わせ、ヨーロッパの基準よりも温度設定が高くなっています。
※ 温度設定は試験内容により変更する場合もあります。
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花保ち試験

2002年、セリ場上の施設として花保ち試験室をスタート
2005年、北側施設に設備を増設
2009年、セリ場上を閉鎖し、北側施設を2倍の広さに広げる

現在、94㎡の広さで年間運営をしている
市場の試験室としては、国内最大規模の試験室です。

・最大受入れ数:440花瓶
年間約4000花瓶の試験を実施しております(2015年数量)

主な試験
○FAJオリジナル GOOD!タグ試験
○生産者からの品質確認試験
○全農・経済連からの品質確認試験
(出荷者間の品質差調査、前処理効果の確認試験など)
○資材メーカーからの依頼試験
(鮮度保持剤、スリーブなど)
○種苗メーカーからの依頼試験
○海外生産者からの輸送後の品質確認試験
○生花店からの依頼試験 など

●依頼者のお申込み内容に合わせたオリジナルテストが可能です。
依頼者が通常おこなっている流通品質管理の状況をチェックすることにより、問題点を発見し、改善に役立てて頂けます。